東北大学病院 小児外科

教授ご挨拶

東北大学病院 小児外科へようこそ(教授:仁尾 正記)

仁尾 正記小児外科は手術が必要な病気をもつあかちゃんとこどもたちのための診療科です。

こどもはおとなと比べて体格が小さいだけでなく、からだのしくみやはたらきが大きく違っていて、しかも成長の過程でこれらが変化していくため、そのような事情を十分に理解してることが治療を行う上で大切です。

あかちゃんにはあかちゃんにとって、こどもたちにはこどもたちにとって、もっともふさわしい治療法や手術のやりかたがあります。これらを適切に行うための技術と知識を身に付けた医師を、日本小児外科学会が審査して、小児外科専門医と認定しています。
現在、東北大学病院小児外科では4名の専門医が責任をもって診療にあたっております。

病気の不利益から身を守るためとはいえ、手術は体にキズをつける治療手段です。できれば手術をしないで治せないかと考えるのは患者さんやご家族にとって当然の気持です。
わたしども外科医は手術が仕事ですから、必要とあればもちろんお引き受けする訳ですが、本当に手術以外の方法がないかをまず考えます。そしてどうしても必要な場合、どうしたら患者さんの痛みや辛い思いを少なくすることができるかを常にこころして診療にあたっております。

私は、わたしどもが治療に担当した小さな患者さんがその後の長い人生を過ごしていく間、手術を受けたことをあまり意識しないでも済むような外科治療を提供したいと考えております。言い替えるなら、手術による利益を最大にして、不利益を最小に(できればゼロに)して差し上げることをいつも心がけております。

わたしどもが長年実施している低侵襲(患者さんへの負担の少ない)手術はそのような気持ちの表れのひとつですし、最近では、とくに治療に時間のかかる病気をもった患者さんとそのご家族に対する「こころのケア」について、専門家によるプロジェクトチームを編成し、こころと身体の両面のサポートにとりくんでおります。

わたしどもが扱う病気の種類はたいへん多く、体の表面、くび、胸部、腹部と広い範囲を占め、手術を必要とするあかちゃんやこどもさんたちのたちのための総合診療を行っています。これらの中にはソケイヘルニアや虫垂炎といった頻度の高い病気から数万人・数十万人にひとりだけにみられるたいへん珍しい病気まで、たくさんの病気が含まれています。

患者さんの年齢層は、生まれたばかりのあかちゃんから思春期くらいまでが中心ですが、わたしどもが力になれると思われる患者さんについてはとくに年齢制限を設けずに診療にあたっております。
はじめて小児外科の外来を受診される患者さんにつきましては、原則として診療科長が診察して、病気や治療についてご説明をさせていただいておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。